総務委員会ものづくり班の江上 潤です。
明善現役生に制作依頼していた印刷物デザイン用の絵画作品2点が完成しました。
1 「明善正門」 アクリル画 271×382mm
2 「新しい学び舎」 水彩画 100×148mm
私が白羽の矢を立てた明善現役生(が描いた絵)と出会ったのは昨年の秋のこと。
北九州の高校で美術部顧問を務める妻が、明善の生徒でとても絵の上手い子がいる
と教えてくれました。
北九州主管の高文連文化祭の準備中、審査段階から目に留まり、妻は最高点の評価をしたとのこと。
一般公開が始まり、特選に入賞の明善現役生の作品を自分の目で見て、絵の才能に一目惚れしました。
ぜひこの生徒さんに大同窓会パンフレットの表紙絵を描いてもらいたく、明善美術部顧問教諭を通して打診。
制作依頼の経緯と現役生に賭ける気持ちを綴った手紙を送って2週間後に顧問教諭から受諾との回答をいただき、
さらに本人から、指名されて描く機会を頂いたことを光栄で嬉しく思います、精一杯頑張りますと綴られた直筆
イラスト入りのお手紙をいただいた時は本当に嬉しかったです。
今回、下記の4つの偶然が重なって、素敵な2枚の絵が完成しました。
1 平成28年度第31回福岡県高等学校総合文化祭美術・工芸展が、私の地元・北九州で開催されたこと。
(県大会の開催地は、持ち回りで福岡・北九州・筑豊・筑後の4地区を毎年巡回する。)
2 地元での開催のため、妻が北九州地区美術部顧問の教諭として審査段階から参加したこと。
(地元以外での開催の場合は、審査に参加するのは地区代表審査員に限られる。)
3 絵の才能に恵まれた明善現役生が、最良のタイミングで明善高校美術部に在籍していること。
(今年3年生になる作者の生徒さんは、2年生から美術部に入り上記高文連文化祭に初出品。)
4 実行委員会ものづくり班のクラス幹事の1人が、作者の生徒さんの母親と実は知り合いだったこと。
(作者の生徒さんの弟が通う中学校の教諭と保護者PTA役員という関係。
明善顧問教諭を経由せずに連絡ができるようになり、2点目のイラスト制作に繋がる。)
私も、懐かしい明善正門の風景を写真に収めたくて、久留米を訪れるたびにチャレンジしましたが、
太陽の日差しや天候に影響されてうまく撮れませんでした。
しかし今回描いてもらった「明善正門」の絵を見ると、まさに自分が撮りたかった風景がありました。
写実絵画ならではのリアルな風景描写、作者の絵に込めた想いや豊かな想像力と表現に感動しました。
作風の異なる2枚の絵をデザインに最大限生かすべく、各印刷物について試作を重ねています。
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